CryptoJun 14, 2026 03:07·11 min read

What Is Hyperliquid (HYPE)? A Complete Guide to the DEX-Native Token Gaining Attention Amid ETF Listing and All-Time High — 2026 Update

What Is Hyperliquid (HYPE)? A Complete Guide to the DEX-Native Token Gaining Attention Amid ETF Listing and All-Time High — 2026 Update
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ポイント

  • Hyperliquidはトレーディングのためだけに設計されたLayer 1ブロックチェーン。その中核プロダクトは、暗号資産・コモディティ・株価指数などをレバレッジ取引できる分散型パーペチュアル先物取引所(DEX)だ。
  • 2026年5月14日、大手資産運用会社Bitwiseが「Bitwise Hyperliquid ETF(ティッカー:BHYP)」をNYSEに正式上場させた。続く6月3日にはGrayscaleもNasdaqに「Grayscale Hyperliquid Staking ETF(HYPG)」を最低水準の手数料0.29%で上場させ、機関投資家の本格参入が始まった。
  • Hyperliquidは2025年に2.9兆ドルの取引量を処理し、オンチェーン派生商品のオープンインタレスト(未決済残高)でグローバルシェア約60%を占める。2026年6月3日時点でTVL(Total Value Locked:プロトコルに預けられた総資産)は58億ドル、年換算手数料は8億ドルを超えた。
  • BTC・ETHが2026年に大きく下落する中、HYPEは年初来+160%超で推移し、新高値を更新し続けた。

2024年11月のエアドロップで業界を震撼させ、2026年には米国でスポットETFが複数上場するまでになったHYPE。DeFi(分散型金融)の文脈でここまで機関投資家を動かしたトークンは過去に例がない。このプロジェクトが何者で、なぜこれほど急速に成長できたのかを整理する。


Hyperliquid(HYPE)とは

Hyperliquidは独自Layer 1ブロックチェーンを持つ分散型取引所(DEX)であり、HYPEはそのネイティブトークンとしてステーキング・ガバナンス・プラットフォーム内決済に使われる。

最大の特徴は「完全オンチェーン」にこだわりながらも、中央集権取引所(CEX)に匹敵する注文板の厚さと約定速度を実現していることだ。KYC(本人確認)なしで低手数料のトレーディングが可能で、スピードと自主管理を求めるトレーダーから強い支持を得ている。

HYPEトークンは2024年11月にコミュニティ向けエアドロップでローンチされた。トークン総供給量の約31%が、初期ユーザー・トレーダー・エコシステム参加者に配布された。VC(ベンチャーキャピタル)への割り当てがゼロという構造は業界では異例で、これが強烈なコミュニティ支持につながった。


仕組み・技術

HyperBFT:独自コンセンサスの核心

HyperliquidはパーペチュアルFutures(無期限先物)に最適化されたLayer 1ブロックチェーンとして設計されている。コンセンサスアルゴリズムには独自開発の「HyperBFT」を採用しており、一般的なDEXが依存するEthereumのガス代(ガス代:ネットワーク利用手数料)を支払う必要がなく、ほぼゼロコストで取引できる。

トークン経済:バイバック駆動

HYPEの価値設計で最も注目すべきなのはAssistance Fund(アシスタンスファンド)によるバイバック機構だ。2026年6月12日、HyperliquidはAQA v2のガバナンス提案を可決し、プラットフォーム上のUSDC預金から得られる利回りの90%をHYPEバイバック(買い戻し)資金に充てる仕組みを10月3日から開始することが決定した。これはプラットフォームの規模が拡大するほどバイバック圧力も高まる構造であり、Citrini Researchが「Hyperliquidは実際にキャッシュフローを生み出し、トークンバイバック機構を持つ珍しいプロジェクトだ」と指摘している所以でもある。

ガバナンス:HIPと呼ばれる提案制度

プロトコルの意思決定はHyperliquid Improvement Proposals(HIP)という投票制度で動く。2026年5月のHIP-4アップグレードでは、バリデータが決済するオフチェーンイベントへの予測市場(フル担保型コントラクト)が追加された。

2026年のプロトコルアップグレードとして、ストップロス・テイクプロフィットなどの高度な注文タイプをチェーン上に直接実装する計画も進行中で、機関投資家向けの取引ツールとしての位置づけを強化している。

クロスチェーンブリッジ

今後の技術的マイルストーンとして、クロスチェーンブリッジの展開が予定されている。これにより、USDC等の資産をHyperliquidのLayer 1とEthereum・Solana等の主要ネットワーク間でシームレスに移動できるようになる。


歴史・主要マイルストーン

| 時期 | 出来事 | |---|---| | 2022〜2023年 | テストネット稼働、パーペチュアルDEXとして少数のトレーダーの間で静かに評価を獲得 | | 2024年11月 | HYPEトークンをコミュニティエアドロップで$7.56前後にローンチ | | 2024年12月末 | 年末時点で価格が$35に到達、スペクタクルな上昇を記録 | | 2025年通年 | 取引量が前年比+400%超の2.9兆ドルに達し、プラットフォームが急成長 | | 2025年9月 | HYPEが史上最高値$59.37を記録 | | 2026年3月 | GrayscaleがHYPE ETFのためのS-1登録届出をSECに提出 | | 2026年5月12日 | 21Shares「THYP」がNasdaqに上場(経費率0.30%) | | 2026年5月14日 | Bitwiseが「BHYP」をNYSEに正式上場 | | 2026年5月下旬 | HYPEが新ATHの$64超を記録 | | 2026年6月2日 | HYPEが$73超の新たな史上最高値を達成 | | 2026年6月3日 | GrayscaleがNasdaqに「HYPG」を最低手数料0.29%で上場し、ETF間の手数料競争が本格化 |


現在の市場動向(2026年6月)

ETFラッシュが起きた2026年

2026年最大のトピックは間違いなくETFだ。現在、3本のスポットHYPE ETFがブローカー経由で取引可能になった:21Shares「THYP」、Bitwise「BHYP」、そしてGrayscale「HYPG」だ。

2本のETFが上場デビューから10取引日以内に合計1億ドルを超える純流入を記録し、市場時価総額の1%超を10日以内に吸収したペースは過去のアルトコインETFで前例がない。

BitwiseのBHYPは最初の1ヶ月は0%プロモーション手数料で展開し、その後0.34%に上昇する予定。GrayscaleはこれをアンダーカットするかたちでHYPE製品間での初めての本格的な手数料競争を引き起こした。

価格動向

HYPEは年初来約+160%上昇し$73を超えた。2026年6月時点の完全希薄化時価総額(FDV)は約690億ドルに達し、Nasdaqの時価総額を超えた。

仮想通貨市場全体が厳しい2026年の中で、Bitcoinは史上最高値から約40%下落、Ethereumは60%、Solanaも50%超の下落を見せた。それでもHYPEは新高値を更新し続けた。

スペースXトークン化事件(2026年6月)

直近の注目トピックとして、HyperliquidがスペースX初値を先読みする形でトークン化スペースX株取引の配分トラブルが発生した(2026年6月13日報道)。これはHyperliquidが現物株へのシンセティック(合成)アクセスを提供するほど守備範囲を広げた証左でもある。2026〜2027年にかけてフォレックス(外国為替)やコモディティの無期限先物への拡張計画が進んでおり、暗号資産の枠を超えたプラットフォームへの脱皮を目指している。

調査機関の評価

AIマーケットのレポートでダウン引き起こしたことで知られる著名調査機関Citrini Researchは、Hyperliquidを「compelling(説得力ある)投資アイデア」として取り上げ、実際のキャッシュフローとトークンバイバックを持つ点で他の仮想通貨と一線を画すと評価した。

2026年2月にはBloombergがHyperliquidのWTI原油パーペチュアルコントラクトを、地政学的リスクが高まった局面での「最も関連性の高いリアルタイム価格」として引用した。これは伝統的金融メディアがDEXの価格発見機能を正式に認めた瞬間として業界で話題になった。


日本での購入方法

2026年6月時点で、**HYPEは国内取引所(bitFlyer・Coincheck・GMOコイン・SBI VC Trade・BITPOINTなど)での直接取扱はない。**日本の暗号資産交換業者(JVCEA加盟)が新規銘柄を取り扱うには審査プロセスがあり、現時点でHYPEは対象外のままだ。

このため、HYPEを入手するには国内取引所でビットコインまたはイーサリアムを購入し、海外取引所またはHyperliquid DEX本体へ送金してHYPEと交換する手順が必要になる。

具体的なルートとして一般的なのは以下の二通りだ。

ルート①:海外取引所経由

  1. 国内取引所(GMOコイン・bitFlyer等)でビットコインまたはイーサリアムを購入
  2. Bybit・OKX・Gate.ioなど海外の取引所に送金
  3. 海外取引所内でHYPEを購入

ルート②:Hyperliquid DEX直接利用

  1. 国内取引所でイーサリアムを購入
  2. MetaMaskなどのウォレットを用意し、ArbitrumネットワークのUSDCに変換
  3. Hyperliquid公式DEXにてスポット購入

なお、米国では3本のスポットHYPE ETF(THYP・BHYP・HYPG)が証券口座から購入可能な状態になっているが、これらのETFは日本の証券・投資信託市場には現時点では流通していない。


投資リスクと注意点

競合リスク

かつてdYdXが分散型デリバティブ市場を支配していたが、Hyperliquidに市場を侵食された。同じ破壊が再びHyperliquidに対して起こる可能性は常に存在する。

ブリッジのセキュリティリスク

クロスチェーンブリッジはDeFiにおける一般的な攻撃ベクターであり、脆弱性を突かれた場合、プラットフォームへの信頼低下と多大な損失につながりうる。

規制リスク

世界的に仮想通貨規制が進む中、Hyperliquidも規制対象となる可能性がある。特に日本では金融庁の暗号資産規制の下、海外取引所の利用自体に注意が必要だ。DEXは法的グレーゾーンが残る分野でもある。

日本の税制について

日本では暗号資産の売却益は雑所得として総合課税の対象となる。給与所得と合算され、**最大55%(住民税含む)**の税率が適用されることがある。HYPEをUSDCや別の暗号資産と交換した時点でも課税イベントが発生するため、取引記録の管理は徹底しておきたい。海外取引所を経由する場合、円換算での損益計算が必要になることも忘れてはいけない。


まとめ

Hyperliquidは「DEXなのにCEX並みの速度」「VCなしのコミュニティトークン」「実際のキャッシュフローとバイバック機構」という三拍子が揃ったプロジェクトだ。2026年のHYPEの上昇は確かな根拠に裏付けられている:バイバック主導のトークンモデル、VCのオーバーハング(将来的な売り圧力)なし、そして本物の価格発見機能。

累計取引量は3.64兆ドルを超え、プラットフォーム収益は9.93億ドルを突破した。これはもはや「投機的なDeFiプロジェクト」のスケールではない。同時に、これだけ急成長したプロジェクトが抱える競合リスク・スマートコントラクトリスク・規制リスクも相応に大きい。技術と仕組みを理解した上でアクセスすることが重要だ。


よくある質問

Q1. HYPEトークンはどこで購入できますか?

2026年6月時点では、国内取引所での直接購入はできない。国内取引所でビットコインまたはイーサリアムを購入した後、Bybit・OKX等の海外取引所、またはHyperliquid DEX本体へ送金して交換する手順が一般的だ。海外取引所の利用時は、規約・セキュリティ・日本の税務申告義務を十分確認すること。

Q2. HYPEはステーキングできますか?

HYPEはLayer 1ブロックチェーンのネイティブトークンとして、ステーキング・ガバナンス・プラットフォーム内決済に使われる。HYPEをバリデータに委任(デリゲート)することで、ステーキング報酬としてHYPEを受け取ることが可能だ。ただし、ステーキング報酬も日本では雑所得として課税される点に注意が必要。

Q3. HYPEのETFとは何ですか?日本でも買えますか?

2026年5月14日、BitwiseがBitwise Hyperliquid ETF(BHYP)をNYSEに正式上場させた。続いてGrayscaleも6月3日にNasdaqへHYPG(手数料0.29%)を上場させ、現在米国では3本のスポットHYPE ETFが取引可能だ。ただしこれらは米国上場の商品であり、現時点では日本国内の証券口座から直接購入することはできない。米国株式・ETFを取り扱う国内証券会社の取扱状況を個別に確認する必要がある。

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